インタビュー情報

お名前 代表取締役 大平 貴博 様
会社名 株式会社タイコー
所属
年齢
取材日 2019年09月10日(火)
インタビュー
 この夏、建設業で売れた作業服・ウェアは何でしょうか?

一番売れたのは空調服(ファン付きの作業服)でパワーのあるバッテリーのあるものです。 特に新しく出たベストタイプの空調服が人気でした。 安全靴は軽いスニーカータイプ、中でも疲れにくいジェルの入ったソールの靴がよく出ています。

 売れた要因やおすすめ点などを教えてください。

多くの建設現場で「熱中症対策」としての予算がつくようになってきています。 おすすめはベストタイプの空調服にコンプレッションウェア(動きやすく、吸湿性に優れたスポーツウェア)との組み合わせが人気です。

 猛暑のなか作業効率があがるなど、他におすすめの作業服・ウェアなどありますか?

オリンピックの警備隊に採用されることで話題になったアイスベストも販売してます。 溶けにくい特殊な保冷剤で6時間連続使用可能とメーカーは話しています。空調服とあわせればかなり作業効率があがるのではないでしょうか? 今後は空調服が当たり前になっていきますが、内臓バッテリーはメーカーで差があるので保証付きのメーカーをおすすめしています。 安全靴はスニーカータイプのものがよく出ていますが日本製の昔からあるシモンの安全靴は長持ちするように感じます。

 企業がたくさんの種類の作業服やウェアを選ぶのは大変だと思いますが、作業服やウェアを選ぶ際に注意すべきポイントやアドバイスがあったら教えてください。

一番は企業にあった「素材」を使っているかです。 作業服は、溶接などを行う鉄工系は綿100%、電工系は静電気除去のもの、土木系は洗濯回数も多いので色あせしないものや、シワ無し加工、乾きが早いポリのものがおすすめです。 事務服では、シャツ+ベストが多かったですが、ゆったりとした作りのオーバーブラウスタイプが今は人気です。 最近では洗濯や管理が楽で安価なこともありポロシャツを導入されるところもあります。

 これからの季節(秋・冬)におすすめなものはありますか?

動きやすい防寒ベストがおすすめです。 寒くなるのが遅い宮崎では、いざ防寒着を購入しようとしても在庫がない場合が多いので早めのご注文をおすすめしています。 夏の暑さは我慢できなくても、冬は着込めば対処できるので、作業中は動きやすいヒートテック(発熱タイプ)のインナー上下に防寒ベスト、移動中などは防寒着を着用するなど皆さん工夫されています。

 今後におすすめな作業服・ウェア以外の商品はありますか?

安全帯が墜落制止用器具と名称が変わり、高所作業でのフルハーネス義務化が発表されました。義務化が2022年ですので現在フルハーネスの購入が殺到してどこも在庫不足状態です。 5m以下では胴ベルト(但し新規格のもの)の着用がみとめられていますので業態にあわせて購入されるのが良いと思います。 新規格のフルハーネスにつきましては随時メーカーに確認していますのでまずは弊社へお問い合わせください。 新しく出ました「超軽量ヘルメット」もおすすめです。手に取ってもらえばわかりますが、本当軽いです。ヘルメットの着用は長時間になりますので身体への負担がかなり軽減されます。 ヘルメットはFRP製のものが多く出てますが耐用年数が決まっています。耐用年数が過ぎたものは安全のため買い替えをおすすめしています。